国際交流?留学

2023年10月13日

【休学留学】海外インターンシップ(メキシコ)留学レポート


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海外インターンシップ先?期間は?

【機関】メキシコ日本商工会議所 (Cámara Japonesa de Comercio e Industria de México, A.C.)
【期間】2023年3月14日から2023年6月30日

【機関】三菱重工メキシコ社 (Mitsubishi Heavy Industries Mexicana, S.A. de C.V)
【期間】2023年3月9日から2023年6月22日

どのようにして海外インターンシップ先を見つけられましたか?

【メキシコ日本商工会議所】
2022年12月、日墨49期生(日墨戦略的グローバル?パートナーシップ研修生)と商工会議所事務局長及び在墨日系企業の社長?社員との交流食事会の際に事務局長と挨拶?名刺交換をし、後日メールにて直談判の後、オフィス訪問と面接を経てインターンシップを受け入れていただく運びとなりました。

【三菱重工メキシコ社】
2022年11月、AMEJ(元国費留学生の会)主催の意見交換会「ネットワーキング美狮MGM官网2022:新たな枠組における日墨関係の再活性化」に参加し、パネリストをされていたメキシコ三菱商事社長の方に挨拶?名刺交換をした際に帰国後就活生になると打ち明けたところ、後日食事の席でのキャリア相談を快諾して下さりました。その食事の席で、神戸市外大のOBである三菱重工メキシコ社の社長の方と知り合い、懇意にしていただくうちにインターンシップのご提案をいただきました。

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(メキシコ日本商工会議所前にて)

海外インターンシップ先を選んだ理由

【メキシコ日本商工会議所】
「グローバルに活躍する」という自身の夢に向けて美狮MGM官网を送ってきた中で、就活の準備段階で「駐在経験者が登壇する説明会?セミナー」に複数回参加しましたが、いまいち海外ビジネスや駐在の実態が見えてこなかった現状がありました。そのため現地で人的ネットワークを形成し、直接そのあたりを探って理解する方法を考え、企業?団体の代表者が多く集まる商工会議所に狙いを定めて参加しました。

【三菱重工メキシコ社】
海外ビジネスを展開する際に重要な、社会動向の分析や情報整理の仕方を学ぶために参加しました。インターンシップを打診いただいた際の面談で自分の思いや将来の目標を伝えたところ、海外ビジネスに関わることを目標とするならば、その国や地域の情報を集め、現地社会の解像度を上げる練習が必要ではないかとアドバイスいただいたことで参加を決意しました。

海外インターンシップ内容

【メキシコ日本商工会議所】
1.業務運営サポート
部会会合での議事録や資料準備、会員企業が集まる月例会の運営補助、将来を担う日本人?メキシコ人?日系人の育成を目標とした次世代リーダーズセミナーの運営補助など。

2.SNS広報の立ち上げ
商工会議所のLinkedInTwitterを新たに開設し、運営手順書やHow-to動画を作成。

【三菱重工メキシコ社】
1.
時事?ビジネス環境調査
16週間、政治経済を中心にメキシコ?中南米地域の動向調査を行い、調査結果を基にメキシコ社会及び三菱重工の現地ビジネス展開に対する影響予想の提言などをしました。(日英西3ヶ国語で、15以上の情報ソースを活用した調査とファクトチェックを行いました。)

2.経理?会計?税制関連研修
13週間、現地スタッフ2名のもと経理?会計やメキシコの税制について講習を受講しました。1回につき1時間~1時間半程の講習で、最終回では現地の会計ソフト(CONTPAQi)を使用した実践形式での簡易的なレッスンも経験しました。

(実習プログラムの例)
?収支の請求書発行および事務処理
?会計方針とプロセス
?会社を規制する連邦一般法
?法人にかかる税金と年次申告

3.CSR活動
5月16日、日本メキシコ学院(Liceo)の中学2年生を対象にした講演会『メキシコにおける日本産業』において質疑応答パートの通訳を務めました。

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三菱重工メキシコ社の皆さんと)

インターンシップを経て、学んだことや身に付いた力など教えてください。

専門的なスペイン語や、メキシコ及び中南米地域の現状と課題の理解という面で学びがありました。また50人以上の人的ネットワークを構築できたほか、政治経済動向がビジネスに影響を及ぼすことを直に理解し、情勢に対しアンテナを張る習慣も身に付けました。これは今後も活用が見込める大きな収穫だと感じています。
また、スペイン語能力の向上という面では、現地で5月に受験したDELE C1(英検でいうと1級レベル)を受験し、無事合格しました。

オフの日は何をして過ごしていましたか?

友達と飲みに行ったり、街歩きやランニングをしたりしていたほか、個人で立ち上げたブログの更新もしていました。まとまった休みの際はメキシコ国内を転々とし、累計20都市以上旅行していました。

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お好み焼きホームパーティの様子

現地での一番の思い出を教えてください。

アメリカ国境の街であるメヒカリとティファナへのバックパック旅です。ICCコースのSocial Justiceを学ぶゼミに所属し、その中でも移民関係の研究を進めているため、この地域への旅行はメキシコに来る目的の1つでした。メヒカリでは実際に中南米の移民が国境フェンスを越えている瞬間、またアメリカ側の国境警備隊に連行されていく瞬間を何度も目の当たりにしたほか、ティファナのビーチでは、当時警備に当たっていたメキシコのGN(国家警備隊)の隊員に話しかけたところ仲良くなり、地域情勢や移民史について詳しく話を聞くことが出来ました。壁の前で涙し、壁を蹴り、悔しさをぶつける人がいる頭上で、水鳥が壁の向こうへヒョイと軽々渡れてしまう光景がとても印象的で心に大きく刻まれました。

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(ティファナビーチ)

神戸市外大を選んだ理由

意欲の高い学生が集まる環境と、休学を異としない文化に魅力を覚えて入学を決めました。高校2年生の時に参加したオープンキャンパスで、勉学にも課外活動にも力を入れている学生やそれを応援する教員の姿をたくさん見て、「ここなら、在学中にどんな挑戦をしても、周囲も応援してくれるのでは?」と思い志望するようになりました。
また自分は好奇心が強い性格で、「どんどん色んな経験をしてみたい」と考えていたため、休学や留学のチャレンジが白い目で見られない環境が理想的だったため神戸市外大を選択しました。

神戸市外大を目指す受験生に応援メッセージをお願いします!

経験も浅くまだまだ発展途上の自分からのアドバイスで恐縮ですが、「自分で環境を選ぶ」ということが目指す自分の成功に繋がるのではないかと感じています。既に、具体的に将来像を決めていらっしゃる方はもう進む道が開けていると思いますが、そんなことない人が大半だと勝手に想像します(自分もそうだったので)
ですが、大学受験はなりたい自分の将来像に向けてだいたいのベクトルを再度定める1つの機会であることは間違いありません。社会に出る前に、どんな知識や力を身に着けたいのか、どんな仲間とどんな挑戦をしたいのか、そのためにどんな環境を選ぶべきなのかよく検討して、志望校を決めていって欲しいと思います。

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